二度目の恋
「……君がいなくなるなんて、考えたこと無かったよ。君がいてくれたから、俺は部長にも昇進できたし、……みんなも仕事がしやすかったはずだ。特に高木は君にベッタリだろうから」
『ふふっ、そうみたいです。頻繁にため息つかれて、「本当に辞めちゃうんですか?」って、未だに言ってきます。けど、私がいなくなって、それでも無理なようであれば補充するんじゃないでしょうか?あれだけ、私に声をかけていたので人事も、そこら変は理解していましたから』
佐野部長は仕方がない、という顔をし
最終的には納得してくれた
「田宮、今までのお礼もかねて、今度食事でもどうだ?」
思ってもみない誘いに驚いたけど
この10年を考えたら
私に断る理由はなかった
『はい、ぜひ。日時やお店は部長にお任せします、美味しいもの期待しますね』
部長は、任せろっと笑ってくれた