二度目の恋



「ただいまー」


夕方、いつものように帰ってきた一輝
私もいつものように迎える


『おかえりなさい』


そう言うと、一輝は私にキスを……
あと数センチってとこで止まった



「……あ、忘れてた」


そう呟いた目線の先には
佳奈さんと河村さんが
二人でこっそり覗いていた


『……いつものくせ、だね』


一輝は唇ではなく、頬にキスをし
二人が待つリビングへ向かった


私もあとを追って行くと


「おかえりなさい、社長!お邪魔させていただいております!」


若干緊張気味な河村さん
そんな河村さんを私たちは笑ってしまった



『河村くん、佳奈さん。いつも美奈が世話になっています。今日は社長ではなく、美奈のフィアンセとして気兼ねなく接してくれたらありがたい』


そう言っても河村さんは緊張気味だった
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