二度目の恋



『……っ、ごめんなさい里美ちゃん!まともなデートすらできなかったでしょう?言ってくれたら良かったのに……』


キッチンで料理の盛り付けをしながら
手伝うっと言ってくれた里美ちゃんに謝る


『いえ、わかってたことだし、遥輝からも言われてました。「どんなに会いたいとか言われても、美奈ちゃんを守らなきゃならないから」って。……それでも私は遥輝が好きだったし、母親想いの優しい遥輝を尊敬してましたら』


『けど、半年くらい前に「待たせてごめん」って。別に待ってたつもりはなかったんです、私が好きすぎたんで……。だから今、結構戸惑ってます』


戸惑ってる?
里美ちゃんは恥ずかしそうに答えてくれた


「……束縛じゃないんですが、嫉妬みたいなのがあって、どうしていいか……」



その言葉に苦笑いしちゃう


『里美ちゃん、ごめん。それ、遺伝だわ。遥輝の父親も……そういうタイプ』



そうなんですか?と里美ちゃんは
一輝の方を見ていた


そんな風には見えない……


私も遥輝がそんな子だと思わなかった。
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