二度目の恋



「病院に電話したかっ?」


『うん』


「忘れ物はない?」


『うん』


「間隔は?」


『んー、今で10分かな?』



そう答えている間に、寝室から出て
大きい声で遥輝を呼んでいた


別に起こさなくても……
そう思いながら、ゆっくり玄関へ行く
いつもなら数秒で行ける玄関


流石に無理だと思っていたら
フワっと、身体が浮いた



「行くぞ」


一輝の声が近くで聞こえた
いわゆる、お姫様抱っこだ



『か、一輝っ!大丈夫だから!』


そう言ってるそばから、痛み出す



くぅーっ……
顔を歪める私を見て


なにが大丈夫なんだか、


そう言って歩き出す
あっ、キャリーケース!!


そう思ったけど、
普段着姿の眠そうな遥輝が持っていた



さっき起こされたはずなのに……
< 263 / 269 >

この作品をシェア

pagetop