二度目の恋
「病院に電話したかっ?」
『うん』
「忘れ物はない?」
『うん』
「間隔は?」
『んー、今で10分かな?』
そう答えている間に、寝室から出て
大きい声で遥輝を呼んでいた
別に起こさなくても……
そう思いながら、ゆっくり玄関へ行く
いつもなら数秒で行ける玄関
流石に無理だと思っていたら
フワっと、身体が浮いた
「行くぞ」
一輝の声が近くで聞こえた
いわゆる、お姫様抱っこだ
『か、一輝っ!大丈夫だから!』
そう言ってるそばから、痛み出す
くぅーっ……
顔を歪める私を見て
なにが大丈夫なんだか、
そう言って歩き出す
あっ、キャリーケース!!
そう思ったけど、
普段着姿の眠そうな遥輝が持っていた
さっき起こされたはずなのに……