二度目の恋



車に乗せられると助手席に遥輝、運転席には一輝が乗る
駐車場から動き出した車は
マンションの玄関で一度止まった


何か忘れ物?と思ったら
里美ちゃんが乗り込んできた



私が声を出す前に里美ちゃんが話し出した



「美奈さん、頑張りましょう。私も出来るだけ美奈さんといます。勉強させていただきますね、」


そう言って私の手を取り握ってくれた
片方の手には
ストローキャップ付きのペットボトル


さすが、里美ちゃん



『ありがとう、たすか……んっー』



だんだん、痛みが増してきてた
変な汗まで出てくる


産院まで車で10分
だから大丈夫、なんて思っていたら大間違いだった


たかが10分、されど10分だ
病院に着く頃には、間隔なんてわからない

常に陣痛が押し寄せてくる
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