二度目の恋



そうかもしれない
遥輝の話は聞くけど
自分から何かを話したことはない

多分、母親として
弱いところを見せたくないって
悩みも不安も自分だけで抱えて生きてきた



『……遥輝も、もう大人だからね、』


そう、いつの間にか
小さな息子は
頼りになる大人な息子に成長していた



「俺はいつでもいいよ、決まったら連絡くれたらいいから」
「美奈ちゃん、明日も仕事なんだから早くお風呂入っちゃいなよ」



はいはい、またお母さんみたいな発言


私は佳奈さんにメールをして
お風呂へと向かった



あとは……河村さんをどう誘おうか、
私が誘わなきゃダメなんだよね。


うん、うん。



はぁ……
まぁ、なんとかなるかな?


ため息を吐きながら
ゆっくりと身体を温めた。
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