二度目の恋


『私……勘当されたから、』



そう言うと一輝の顔は
更に驚いて、驚きすぎて
頭がついていかないのか
口を開けたまま放心状態だ



「な…、な……に、」



言葉にならない事を発している一輝
その時、会議室のドアがノックされた



「社長、お時間です」


その言葉に一輝はハッとして
すぐ、元の社長に戻る



「今行く」


そう言って一輝は私の目の前に来て


「時間、作るから」


そう言って一輝は出て行った




時間を作る?
なんで?どうして?

それに、20年前の話
すればするほど、一輝は驚いた表情


なんで、あんな風に驚くのか
私には理解できない


それに、何故2年経って私に会いに実家を訪ねたのか……わからない。


私がきちんと中絶したのか
確認したかったのだろうか……、


どちらにせよ
時間を作ったところで
私は二度とこの話をしたくはない。
< 50 / 269 >

この作品をシェア

pagetop