二度目の恋



その日、珍しく残業をしてしまい
会社を出たのが19時を回っていた


会社を出て、駅に向かおうとした時
植え込みに座っている人がいた



『……っ、一輝』



その言葉に、一輝は立ち上がった



「やっときた」



やっと?
……まさか、待っていたの?



会釈して、私は足早に立ち去ろうとした
けど、一輝に腕を掴まれてしまう



「話、しよう」



『……は、話すことは、ありません』



振り払おうとしても
ガッシリ掴まれてしまう



「何かが違う」



違う?何が!?
昨日も今日も何が何だかわからない
もう、頭がついていかなかった


『……なに?何が違うっていうの?今更やめてよっ!昔の話されても困るのっ!これ以上、傷つくのは嫌なのっ!』



そう……もう傷つきたくない、
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