二度目の恋



『遥輝っ、遥輝!』


「……あ、ん?あ、ごめん。」
「美奈ちゃんがナンパされてると思っちゃって、つい……」


おどけながら
いつもの遥輝に戻っていた



私は後ろを振る向かず
そのまま遥輝と歩く


一輝も他の人同様
遥輝を彼氏だと思ってくれていい

それで私の前に現れなければ……




けど、そんな考えは甘かった
社長という職務は暇なのか?と思った




またか……



毎日、パソコンを立ち上げると
社内メールが届いている


差出人は社長である、一輝。
どうにかして、私と話したいらしい


誰にも見られたくなくて
メールを確認すれば削除する
ゴミ箱なんかに入れない削除だ……




「田宮さん、金曜さ、一緒に買い物行ってもいいかな?」


屋上でお昼を食べていると
佳奈さんが提案してきた


鍋は私に任せて、と。
すっかり忘れていたんだ
先週、食事会の時に決めていた鍋パ
< 54 / 269 >

この作品をシェア

pagetop