二度目の恋
案の定、私がお風呂から上がれば
帰宅してご飯を食べ終わったのか
腕まくりをして
キッチンで何やら仕込んでいる
『おかえり、何してんの?』
「ん、あ、ただいま。明日の仕込み」
明日の仕込み?
冷蔵庫からビールを取り
遥輝の背後から覗き込む
『……ローストビーフ?』
「正解!」
前に何度か作ってくれたことがあった
それがかなり美味しかった
遥輝は器用だから、何でもできちゃう
遥輝が一時期、料理に凝った時があり
料理本もたくさんあって
こんなのも作れるの?と驚いたことがあった
私は器用ではない
だから、これも一輝に似てるんだろう
一輝が器用だったかというと、わからない
けど、頭は良かった
わからないこと何度か訪ねたら
すぐ答えが返ってきて、驚いたことがあった