二度目の恋



いつものように制服に着替え
挨拶をし、フロアに行き
パソコンを立ち上げメールチェック
その合間に、机に置かれてある
書類を確認して仕分ける



新着メール
差出人は、一輝



【勝手に帰るな、夢かと思った】




朝起きて私がいなかったから
そう思ったんだろう……

悪いことした、と心が痛む




珍しく……いや、初めて返信した



【私も夢だと思った】



そう返信した
もっと違う言い方があったんだろう
けど、私は素直じゃない


遥輝のことがあるから
素直になってはいけない



さて……と、
仕事に取りかかった



「田宮さん、目の下クマ出来てる」


高木さんがマジマジ私を見て言ってくる
見てないで仕事しなさいよ


「考え事?やっぱり社長に正社員の話進めてもらおうよ?今のご時世、なかなか仕事ないですから」



高木さんって、鋭いけど鋭くない
ある意味……助かるわ。
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