早く俺を、好きになれ。
そう思ったのが、そもそもの間違いだった。
なんなのよー、この泣ける小説はー。
「う〜……ひっく」
読んでいる内に主人公の男の子に感情移入してしまって、自分のことに置き換えて考えたりしてツラかった。
さすが、帯に絶対号泣って書いてあるだけはある。
胸が苦しすぎて、泣きすぎてヤバい。
主人公のナオトは小さい頃から幼なじみのナミに片想いをしてたけど、ナミはナオトのお兄さんが好きっていう設定。
ナオトは自分の気持ちを押し殺して、ナミの恋を応援するけれど。
それでもやっぱり無邪気な笑顔にドキドキしてしまう。
そばにいると、触れたくなってしまう。
そんな葛藤や悩み、苦しみや切なさがリアルに描かれていて苦しくなった。
ナオトは本気でナミのことが大切だったんだよね。
好きな人には好きな人がいて、しかもそれが自分のお兄さんだなんて。
お兄さんには彼女がいたからナミの恋が成就することはなかったけど、ナオトの苦しみを思うと涙が溢れた。
だから最後に2人が結ばれた時は、感動の涙が止まらなかったんだ。