僕の(わたしの)生きる世界1[完]
ジェイクは、剣を軽々と避けられる。

アルロスとデビルが、全力でサポートする。

ジェイクの動きに、余裕を見せるジンクスは、腕を一振りすると、ジェイクの身体に当たり、ジェイクが飛ばされた。

「何が起きているんだ?」

生徒や教師が呟く。

この場で、ジェイクの戦いが見えているのは、きっとステラとミハイルだけだろう。

ジェイクは、咄嗟に結界をかけたようだが、お腹を抱えながらも立ち上がった。
総帝の白いローブの結界は、あって無いような物だった。

「天界の者と魔界の者。お前たちの世界もあの御方が目覚めたら、わたくし達のもの。その為にも、魔力を集める。」

「その為に、ガーナレス全部の学園を襲ったの?」

「えぇ ガキの魔力は新鮮。眠っているあの御方にとったら、吸収しやすいもの」

「他にも仲間がいるのか?」

「そうねぇ?仲間と言うより、あの御方の元に産まれた同士といった方が良いかしら?皆 強いわよ~?でも、わたくしがその前に、楽にしてあげるわ?あなたの魔力ちょうだい?」

ジェイクは、アルロスとデビルに言う。

「二人の力を分けて。」

それは、召還し契約した者同士が行える技。

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