僕の(わたしの)生きる世界1[完]
「して、いかに!?身分制を廃止して、もうじき三ヶ月が経とうという、これだけ大きい変化に関わらず、落ち着きが見え始めた頃だというのに…。」

元領主のレオンが、苦笑しながら言う。

「本気で言っているのか?」

ピーターの両親も、頭を抱えた。

ピーターは、ハッキリと自信満々で答えた。

「あぁ 俺は、彼女を妻にする!」

ピーターの後方には、女の子の肩を抱き寄せて、事の行く末を見守っている女性の姿があった。

そう、洞窟で助けられたルーシー親子だった。

「この頑固な性格は、お前にそっくりじゃないか?なぁ?妹よ。」

レオンに言われたピーターの母は、兄を睨む。

「まぁ ダメだと言っても、聞かぬだろう。それに、身分制が廃止されたのだ。この婚姻は、荒れてる一部の貴族にも良い薬になろうて。」

「お兄様!!逆に反乱が起きるやも!」

「それは、もう既に起きておる。ピーターも良い歳だ。それにピーターは、領主だ。責任は自分で取れ?」

ピーターの母は、兄のレオンに逆らえず、断念した。


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