WOLF-孤独のその先-
その後のソウはうつむきながら少し震える私の手を、そっと握りしめながら「ごめんな」とただ呟くだけだった。
よく考えたら、ソウが謝る事をじゃないのかもしれない。
私にソウを縛る権利も無ければ束縛する権利だってない。
だって私達はただの幼なじみだから。
よく考えたら今までお互いの生活に干渉してきた事なんて無かった。
ただ、何処かでいつもソウは私を心配してくれていて守ってくれていた。
いつもいつも私ばかりがソウに心配をかけていて、自分がソウの日常を知って心配して初めて分かった。ソウがいつもどんな気持ちで私を心配してくれていたのか…