WOLF-孤独のその先-



「着きました」





しばらくして車が停車したかと思うと「降りるぞ」と言ってソウが後部座席のドアを開けて出て行くから私もそれについて行くようにして車を降りた。






「離れるなよ、こっち来い」






目の前を歩くソウが、唖然と立ち尽くす私に気が付いたのか後ろを振り返ってくる。






「ソウ…ここ、何…?」






目の前に広がるのは古びた鉄製の巨大な倉庫。天上はあり得ないくらい高くそれがさらに倉庫を広くして見せた。






「白夜月の溜まり場だ、本当はお前送ってから来るつもりだったんだけど呼び出された」






溜まり場…




「しかも、ほっといたらまたお前繁華街行くだろうし俺と一緒にいろ」





白夜月の溜まり場にはたくさんの男の子達がいて、制服を着ている人もいれば私服姿の人もいる。よく目を凝らしてみればいつものあの空き教室のメンバーもちらほら。




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