WOLF-孤独のその先-



「ナオちゃん」





愕然とそんなどうでも良いことを考えていると頭上から聞こえてきた声。






「梶君」





さっきソウとプレハブに入っていったはずの梶君は何故か目の前に立っていて、私の鞄と靴を手渡してくれる。






「はい、これ」





「え、何で置いてきたはずなのにここにあるの…?」





「ナオちゃんのクラスにここのメンバーが数人いて持ってきてもらったんだ」





うわ、そうなんだ…申し訳ない…





「ありがとう」





私の顔を見ながら爽やかに笑う梶君は、栗色のサラサラとした髪が良く似合っていて不良からほど遠く感じる…けど梶君もここにいるって事は白夜月のメンバーなんだよね…





< 323 / 567 >

この作品をシェア

pagetop