夢見姫と7人の王子

観葉植物




彼はとても癒し系だ。

私のささくれだった心を優しく溶かしてくれる。

ほら、元気を出してください、って私のために笑ってくれる。

彼が笑うたび、私の心は晴れていくから、

私は照れて、彼を見れずにそこで俯いてしまう。

彼はそんな私を見て、しょうがないですねって、私の顔を覗き込む。

私は逃げ場がなくなって、結局彼に捕らわれて笑顔攻撃を浴びてしまうんだ。



少し強引な、

私の清らな王子様。
< 7 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop