独りのかみさま

過去の世界

そこには小さな子供がいた。

子供は母親に褒められ喜んでいる様子だった。

そこに父親が帰ってきて夕食を食べ始めた。

極々普通の家族だった。

‘あの日’も多分、いつもと変わらない日になるはずだった。

子供はいつも通り母親の手伝いをしていた。

母親が子供の頭を撫でた次の瞬間だった。

“ソレ”は、いた。
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