[ぎじプリ: 完] 毎日が記念日


通りすがりざま挨拶されただけなのに顔はひきつるし頬が熱を帯びたのをかくした。

その様子に鼻でわらわれて引き継ぎをサクッとしたまま控え室に姿を消した。



やっぱり……からかわれてるってこと………??


その様子になんだか今までの気持ちをもて遊ばれてるようでまたしても苛つきながら馬鹿馬鹿しくなって業務に無理矢理…意識を集中させると気がつくといつしか外の景色は暗くなっていた。


「今日も……疲れたわよねー。 お疲れさま……。」


シャッターを閉めた莉央の声に頷く横に並び閉店の作業を淡々と進める。



「お疲れさまです…。」


真っ直ぐに私を見据えて彼は口許の端をつりあげたのに戸惑い思わず俯いた。



その横を何もなかったかのように平然とすり抜けた。



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