いいじゃん、俺の彼女になれば。
でも、そのため息で……。



あたしが起きたことがはっきり伝わったらしく、今度はシャーッ! と、勢いよくカーテンが開いた。



「なーんだ。
心愛ちゃん、起きてたの~?
よかった~。
おはよ~。
大丈夫~?」



「…………」



……って。



ムカつくほど能天気な声。



つか、今は、朝じゃないと思うけど。



心の中でぶつくさつぶやく。
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