いいじゃん、俺の彼女になれば。
ミルクに、顔をすりすりとすりつける。



赤い首輪についた鈴がチリン……と鳴った。



「ミルク、飼いネコなんだね~」



「んー。
だから、食べ物とかは、あげてないんだ~。
勝手にあげていいかわからないから~」



「そっか~」



「だから、こうやって~。
ギューッとして、ちょっと遊ぶだけ~」



「ふーん」



「ミルク~。
この人はね~。
心愛ちゃん。
俺の新しい彼女なんだ~」
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