いいじゃん、俺の彼女になれば。
「なんだよ、ミルク。
俺より心愛ちゃんのがいいの?」



ちょっとだけ拗ねたように言ったゆるふわ王子の手から、ミルクがあたしの腕の中にやってきた。



白くてふわふわ。



目がおっきくて、ちょっとブルー。



「ミルクちゃんは、美人さんだね~」



ミルクにすりすり頬ずりをする。



その状態のまま、ミルクと数十分一緒に過ごした。
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