仮氏
ぺらぺら出てくる彼の嘘を聞きながら、アンケートを埋めて行った。
「お二人の雰囲気がとても素敵なのでよろしければ並んだ写真も撮らせていただけないでしょうか?」
「えっ…」
「あ、いいっすよー!」
取材の人が道具や場所を用意している間に彼の腕を引き寄せた。
「なんでそんなに調子のいいことばっかり言うのよ!」
向こうに聞こえないように小さな声で言う。
「せっかくだしいいじゃん!」
「載るかどうかはわからないにしても、もし載ったらどうする気?誰が見るかわからないのよ?」
「えー別に俺は誰に見られても構わないけど?」
彼がそう言うのと同じタイミングで用意ができたようだった。
指示された通り、彼と並んで写真に収まった。
こんなことになるならきちんとメイク道具を持ってきていればよかった、と後悔した。
私は誰に見られても構わないけど彼は本当に平気なのだろうか。
横で笑っている彼を不思議そうに眺めた。
「何?なんか変?」
「そ、そんなことないけど!!」
「ふーん」
と、彼は私の顔を覗き込む。
「ち、近い!」
「んー?」
そんなやり取りをしてるとシャッターの音がした。
思わずカメラマンさんを見ると
「自然な感じなのに仲が良さそうな雰囲気がよかったので」
と言われた。
「お二人の雰囲気がとても素敵なのでよろしければ並んだ写真も撮らせていただけないでしょうか?」
「えっ…」
「あ、いいっすよー!」
取材の人が道具や場所を用意している間に彼の腕を引き寄せた。
「なんでそんなに調子のいいことばっかり言うのよ!」
向こうに聞こえないように小さな声で言う。
「せっかくだしいいじゃん!」
「載るかどうかはわからないにしても、もし載ったらどうする気?誰が見るかわからないのよ?」
「えー別に俺は誰に見られても構わないけど?」
彼がそう言うのと同じタイミングで用意ができたようだった。
指示された通り、彼と並んで写真に収まった。
こんなことになるならきちんとメイク道具を持ってきていればよかった、と後悔した。
私は誰に見られても構わないけど彼は本当に平気なのだろうか。
横で笑っている彼を不思議そうに眺めた。
「何?なんか変?」
「そ、そんなことないけど!!」
「ふーん」
と、彼は私の顔を覗き込む。
「ち、近い!」
「んー?」
そんなやり取りをしてるとシャッターの音がした。
思わずカメラマンさんを見ると
「自然な感じなのに仲が良さそうな雰囲気がよかったので」
と言われた。