仮氏
いつも突然で、勝手で、生意気で軽いのに。
もしかしたら他にもフラフラしてるかもしれないのに。
「ニンニク臭くてもいい…」
今は彼といたい。
私は広げた腕の中にそっと飛び込んだ。
彼は頭を優しく撫でる。
あんなにイライラしてたのに、心がすーっと落ち着いていく。
「今日の莉音、どした?」
「うるさいなぁ!嫌ならさっきバイバイすればよかったじゃない」
「冗談!俺だって自分勝手だから、莉音のこと言えない」
そう言って彼は私をぎゅっと抱きしめた。
ずるい。そんな風に言われたら何も言えなくなる。
「こういうとこじゃなきゃ、イチャコラできないしね」
「…バカ」
「嫌?」
「そんなこと言ってない…」
フッと彼は笑って、私にキスをした。
「ちょっと、ここお店」
「誰もこねーよ」
本当は怒りたい。
こんなことしないでって。
だけど彼に会うと、彼に触れられるとそんなことどうでもよくなってしまう。
くちびるが離れると、私は彼にもたれかかった。
彼は嫌がることなくそんな私に腕を回してくれた。
こんな自分勝手な関係、決していいものではないってわかってる。
だけど、私に触れる彼の手があったかいうちはまだ終わりにしたくない、そう思ってしまった。
もしかしたら他にもフラフラしてるかもしれないのに。
「ニンニク臭くてもいい…」
今は彼といたい。
私は広げた腕の中にそっと飛び込んだ。
彼は頭を優しく撫でる。
あんなにイライラしてたのに、心がすーっと落ち着いていく。
「今日の莉音、どした?」
「うるさいなぁ!嫌ならさっきバイバイすればよかったじゃない」
「冗談!俺だって自分勝手だから、莉音のこと言えない」
そう言って彼は私をぎゅっと抱きしめた。
ずるい。そんな風に言われたら何も言えなくなる。
「こういうとこじゃなきゃ、イチャコラできないしね」
「…バカ」
「嫌?」
「そんなこと言ってない…」
フッと彼は笑って、私にキスをした。
「ちょっと、ここお店」
「誰もこねーよ」
本当は怒りたい。
こんなことしないでって。
だけど彼に会うと、彼に触れられるとそんなことどうでもよくなってしまう。
くちびるが離れると、私は彼にもたれかかった。
彼は嫌がることなくそんな私に腕を回してくれた。
こんな自分勝手な関係、決していいものではないってわかってる。
だけど、私に触れる彼の手があったかいうちはまだ終わりにしたくない、そう思ってしまった。