仮氏
「エッチしたいがために私を呼んだってこと?」

「んなわけないじゃん」

「はいはい」

「何かダメ、今日。ちゅーしたら、もっとしたくなる」

「何それ」

「俺いつも結構我慢してんのよ?」

「嘘だぁー」

「嘘じゃねぇし。莉音がときどき溜め息ついたりさっきみたいにお茶飲んでるとことか、なんかヤベーんだよ」

思いも寄らない彼の言葉に、私の頬が熱くなるのがわかった。
彼は車をコンビニに停めた。

「ちょっとタバコ買ってくるわ!莉音はどうする?」

「…待ってる…」

「ん」

彼がコンビニに入って行く後ろ姿を見た。

私、彼とキスするのもエッチするのも嫌じゃない。
でも、しちゃっていいのかな…。

正直に言ってくれたのは彼らしいといえば彼らしい。
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