仮氏
「莉音寝てるー?」

「寝てないよー」

起き上がるとパンツ一枚で髪をわしゃわしゃバスタオルで拭いている彼がいた。

「ちょっと!何か着てよ」

「いーじゃん」

「リラックスしすぎ」

「思った!家にいるかと思ったわ」

そう言いながら彼は私の横に座る。
少しだけベッドが沈んだ。

「莉音ー」

そう私の名前を呼びながら彼は肩をマッサージしてくれた。

「うわ、めっちゃ硬い」

「一日中パソコンと睨めっこだもん」

「かわいそー」

硬かった肩がほぐれていった。

「次、俺の番ー♪」

彼はうつ伏せになった。

「え、なによ」

「腰マッサージして♪」

「はぁ?」

「俺腰痛持ちなの」

私は仕方なく彼の腰に指を当てた。

「うわっ、ゴリゴリ!」

「やばいっしょ?」

「うん、驚いた」

「あ、それ気持ちいい!もっと」

「何様よ!」

私はしばらく彼の腰をマッサージした。
日曜日はサッカーをやっているからか、彼の腕や足が焼けていた。
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