仮氏
息をするのも忘れそうなほどのキスをして、頭が真っ白になりそうになる。
ときどき彼がチュッと音を立てるのが部屋に響くのが生々しくて、一層私をドキドキさせた。
前回は私もめちゃくちゃにしてほしいような、それで彼とはもう終わってもいいやというヤケクソな気持ちでもあったから、初めてじゃないけど初めてのような気持ちになる。
あっという間に服を脱がされる。
(もっとかわいい下着つけてくればよかった…)
きっと彼は見ていないだろうけど、ちゃんとかわいくいたかったと後悔した。
触れ合う肌が気持ちよくて、思わず彼の背中に手を回した。
「ん?この間とはずいぶん違うね?」
「…この間とは状況が違うもん…っ」
「どっちがいつもの莉音?」
「どっちも、私」
「俺は、こっちの莉音のほうが好きかな」
耳元でわざと彼が言う。
好きなんて思ってないくせに。
分かってるのに身体の奥がじわっと熱くなる。
ベッドの中で言う男の『好き』は大抵その場の雰囲気で言ってるだけで本音じゃない。
そんなこと頭では理解してるのにほんの少しだけ喜んでしまう私がいた。
なんてちょろい女なんだろう。
ときどき彼がチュッと音を立てるのが部屋に響くのが生々しくて、一層私をドキドキさせた。
前回は私もめちゃくちゃにしてほしいような、それで彼とはもう終わってもいいやというヤケクソな気持ちでもあったから、初めてじゃないけど初めてのような気持ちになる。
あっという間に服を脱がされる。
(もっとかわいい下着つけてくればよかった…)
きっと彼は見ていないだろうけど、ちゃんとかわいくいたかったと後悔した。
触れ合う肌が気持ちよくて、思わず彼の背中に手を回した。
「ん?この間とはずいぶん違うね?」
「…この間とは状況が違うもん…っ」
「どっちがいつもの莉音?」
「どっちも、私」
「俺は、こっちの莉音のほうが好きかな」
耳元でわざと彼が言う。
好きなんて思ってないくせに。
分かってるのに身体の奥がじわっと熱くなる。
ベッドの中で言う男の『好き』は大抵その場の雰囲気で言ってるだけで本音じゃない。
そんなこと頭では理解してるのにほんの少しだけ喜んでしまう私がいた。
なんてちょろい女なんだろう。