嘘恋


親父みたくなりたくない、ね・・・




まぁ、そうよね、お父さんのお仕事のせいでお母さんがああっちゃったんだもの。










食事を済ませ、帰り際。





「ご馳走様。」





「いえいえ!楽しんでいただけましたか?」




「うん。」




「あ、あの・・・あ、ちょっとあそこ座りませんか?」







目の前には公園。



人気のない公園でベンチに二人、座った。







「あの、この前言いましたよね、友利さんのこと気になるって。一目惚れかもって。

 でも、今日一緒に食事して・・・「かも」じゃないってわかりました。」




「俺、友利さんのこと好きです。」

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