嘘恋



いつだったかな、そう、ここのベンチで昔、ほんと小さい時に告白されたのを思い出す。






「俺、ゆりちゃんのこと好き!大人になったら結婚しような!」



「私も――君のこと好き!絶対結婚する!」



「約束な。」



「指切りげんまんしよ!」





何君だったけな・・・全然思い出せない。









「俺、友利さんのこと捨てられた子犬を預けた日のずっと前から知ってたんです。」

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「え?」

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