七色の空
チャプター69
「69」
こんな風に、心穏やかに過ごしてゆけたなら…。
林檎はフランスパンを食べながら、誰もいない公園でブランコをこいでいる。隣のブランコには、福生の代わりに、飲みかけのコーラの缶がおいてある。
福生は病室で眠っている。面会の時間より、大分早く駅についた林檎は、病院の近くの公園で時間をつぶしている。煙草に火をつける。
林檎はある計画を企ていた。その計画はあまりにも大胆不敵だったので、福生にすら打ち明けてはいないのだ。
少しすると、公園に若いママが子供を連れてやってくる。林檎は吸っていた煙草をコーラ缶の中にしまう。子供がブランコを指さしたので、林檎は、子供にブランコを譲る為、立ち上がる。母親が林檎に小さくお辞儀する。
人を好きになると、子供が欲しくなるもんなんだなぁ〜私みたいな女でも…などと、想う林檎であった。 可愛いその子供が林檎に手を振る。林檎は微笑んで手を小さく振りかえす。
「69」
こんな風に、心穏やかに過ごしてゆけたなら…。
林檎はフランスパンを食べながら、誰もいない公園でブランコをこいでいる。隣のブランコには、福生の代わりに、飲みかけのコーラの缶がおいてある。
福生は病室で眠っている。面会の時間より、大分早く駅についた林檎は、病院の近くの公園で時間をつぶしている。煙草に火をつける。
林檎はある計画を企ていた。その計画はあまりにも大胆不敵だったので、福生にすら打ち明けてはいないのだ。
少しすると、公園に若いママが子供を連れてやってくる。林檎は吸っていた煙草をコーラ缶の中にしまう。子供がブランコを指さしたので、林檎は、子供にブランコを譲る為、立ち上がる。母親が林檎に小さくお辞儀する。
人を好きになると、子供が欲しくなるもんなんだなぁ〜私みたいな女でも…などと、想う林檎であった。 可愛いその子供が林檎に手を振る。林檎は微笑んで手を小さく振りかえす。