七色の空
チャプター73
「君へと続く上り坂」
福生は夢をみていた。点滴と最先端の医療機器につながれた体で。その姿は人間の哀しい末路の肖像である。
福生は夢の中で坂を上っている。夢の中の福生は、二本の脚で空想の坂を上へ上へと進んでゆく。かなり長い間歩いているのだろう、靴のカカトは大分擦り減っている。擦り減ったカカトで、何処かへ続く上り坂を踏みしめる、踏みしめる。
坂の頂上には何があるのか?福生の位置からでは、まだ頂上の様子は分からない。
坂の頂上からは何が見えるのか?上り着いた頂上の先には何が広がっているのだろう、そこに辿り着かなければ応えは分からない。
福生は唯ひたすら頂上目指し歩くことに決めた。
もう目覚めることのないかも知れないこの夢に悔いを残したくはなかったのだ…。
「君へと続く上り坂」
福生は夢をみていた。点滴と最先端の医療機器につながれた体で。その姿は人間の哀しい末路の肖像である。
福生は夢の中で坂を上っている。夢の中の福生は、二本の脚で空想の坂を上へ上へと進んでゆく。かなり長い間歩いているのだろう、靴のカカトは大分擦り減っている。擦り減ったカカトで、何処かへ続く上り坂を踏みしめる、踏みしめる。
坂の頂上には何があるのか?福生の位置からでは、まだ頂上の様子は分からない。
坂の頂上からは何が見えるのか?上り着いた頂上の先には何が広がっているのだろう、そこに辿り着かなければ応えは分からない。
福生は唯ひたすら頂上目指し歩くことに決めた。
もう目覚めることのないかも知れないこの夢に悔いを残したくはなかったのだ…。