幼馴染みの期限
『大好き?』と問いかけながら、そっと頭を広海の胸から離した。
返事は……聞かなくても分かってしまった。
……だけど、どうしても広海の顔を見ながら、ちゃんと広海の言葉で『好き』って聞きたかった。
ーー 『広海の事が好き』
そう言った瞬間、早まった胸の鼓動。
ゆっくりと身体を離して目線を合わせると、広海の頬は誰が見ても分かるくらい明らかに、赤く染まっていた。
「そんなの言わなくたって分かるだろ。俺だって、お前が俺の事を好きだったのも、とっくに知ってんだから」
「お互いずっと好きだったけど、『幼馴染み』の約束が邪魔して心が認められなかったんだって……お前だって、分かってんだろうが」
照れ隠しだってバレバレなのに、わざとぶっきらぼうな言い方をして。
昔と比べてずいぶん口が悪くなっちゃったけど、広海はいつも私の事を見てくれているし、私が本当に傷つく言葉は絶対に言わないんだ。