【短・ぎじプリ】明日へ共に歩むなら
明日へ共に歩むなら
「んっ……」


ピクリと身動ぎし、ゆっくりと目を開けると、視界に映るのはたくさんのデスク。


「ヤダ、私ったら寝ちゃった……」


慌てて今まで枕代わりに使っていた自分のデスクから体を離すと、散らばっていた書類を集めた。


「こんな所で寝るなよ。寝るならきちんとしないとダメだろう」


なんてアナタは言うけれど、私が先日つまらないミスをやってしまい、上司に叱られたのは、同じ部署の皆が知っている。


そのミスを挽回したくて企画会議に出す案を考えていたのに、その言い草はないんじゃない?


「今度からは気をつけま~~~す………」
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