【短・ぎじプリ】明日へ共に歩むなら
普段は優しく私を包み込んでくれるのに簡単に近寄らせてくれないなんて、本っっ当にアナタはズルイ。


プゥッといい年して頬を膨らます私に、アナタはずっと温かくて明るい笑顔を向けていた。


「頑張れ、応援してる」


―――ああもう。


そこまで日陰でウジウジしている私を照らしてくれるなら、頑張ってやろうじゃないか。


きっとまた不安に呑み込まれてしまうだろうけど、その時はまたアナタと一緒に進んで行きたい。


だってアナタは――――…どんな道でも、ハッキリ導いてくれる存在だから。


私にとって、かけがえのない存在だから。
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