閉じたまぶたの裏側で
焦らされて、もどかしくて、もっと欲しくて、私は應汰の背中にしがみつく。


「もっと欲しい?」

わかっているくせに、應汰は口角を上げて意地悪く笑う。

「應汰、意地悪だね…。」

「でも好きだろ?」

「うん…好き…。もっと…應汰が欲しい…。」

「芙佳、愛してる。俺はしつこいぞ。」


應汰はニヤッと笑って、荒くなった息遣いで波打つ胸に舌を這わせながら、長い指で私の中をかき乱した。

腰を引き寄せて私の中に入り込み、何度も名前を呼んでキスをして、應汰が私の体の奥をいっぱいに満たす。


應汰の腕の中で、全身で應汰を感じて、心も應汰でいっぱいになる。



私のすべてを應汰に満たされ果てる幸せ。


應汰に何度も与えられる抗えない快感に、目を閉じて身を委ねた。





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