約束の丘で

双子同士の考えと揺れる思い決別

美智子と直樹様が部屋で2人きり…先ほど2人で重要な話があると言われて急遽、王宮の2人になるよう作ってくれた。
「急な呼び出しに申し上げない。」
「なんのこれしきの事。私と2人で話したいことがあるから、この様にしたのではありませんか。」
「そう言ってくれると気が楽になる。早速本題へ入る。美智子はもう知ってると思うが隕石が2つこちらへ向かって落ちるとクレオンカ王国の王が闇を増幅している。」
「その様ですね。しかし、王よりも隕石が早く落ちてくる。」
「そうゆうことになる。最初に隕石を2つ一気に破壊をする。次に王を倒す。」
「なるほど。そうすると、王の闇をさらに増幅してしまう。伝説の見たいに王国が闇に包まれてしまいます。」
「大丈夫。ドラゴンたちのちからも協力してくれる。美智子も一緒に戦ってくれないか?」
「…分かりました。」
「美智子は分かってくれているからありがたいよ。俺の居場所、心の拠り拠は美智子だけだよ。俺は実の子じゃないのを知ってて心苦しかった。」
「私はその事は知ってましたし、それでも私は直樹様の事が好き、愛してることは変わりません。」
美智子は直樹の右手を両手で握り、両膝を床に着いて話を続けました。
「私は全てを敵にまわしたとしても直樹様を信じてますし、愛する事を変わりません。私は直樹様の味方で直樹様の心と体の拠り所で居続けます。だからこそ直樹様は笑っていて欲しいのです。」
「美智子…すまない。こんな俺で。」
「そんなことはございません。私に全てを話してくださった時は驚きはありましたが、はっきり言ってとでも嬉しかったです。11年間待たしてしまったことをお許してください。」
「それは気にしてない。1つお願いがあるんだが良いだろうか?」
「何でしょうか?」
「美智子のところで…泣いてもよ、よいか?」
ほら、来て泣きなさい。」
美智子は椅子に座り両手を広げて行ったとたんに直樹は美智子に抱きつき泣き出しはじめ美智子は優しく直樹を抱きしめました。
しばらく泣き続けていた直樹はやっと泣き止みました。
「落ち着きましたか直樹様。」
「ありとう・・・っていうか、すまない。」
「良いのよ。直樹様の心と体の拠り所で居続けると誓ってますから。」
廊下を2つの駆け足が聞こえたと思ったら扉を行きよいよく開けられました。
「騒がしいですわよ。七海、幸人様。」
「そうですよ。廊下を走ることも良くないんです。」
「それは申し上けありません。それよりもお姉さま。直樹様に酷いことされてませんか?心配で2人で来てしまいましたの。」
「そうですよ。美智子様、ご無事ですか?」
「なにもされてないが、今、大切な話し合い中です。お部屋で待つように。」
「は、はい。お姉さま…」
「…なあ美智子…俺はドラゴンと人間の子で王国の子ではない俺と付き合ってくれるのか?」  「先ほど言いましたが私は直樹様をしたっているからこそ愛してることは変わりません。心と体の拠り所で居続けると言いましたし、変わりませんよ。直樹様が間違った道を歩むのでしたら私は正しい道をなおします。苦しみ挫けることがありましたら私が手をさしのべます。私は愛してるのは直樹様だけですから。直樹様は笑ってください。私はそれが幸せなのです。」
「美智子よ。よく言ってくれた。」
扉から、国王陛下と七海と幸人様の3人が入って来ました。
「お父様。」
「国王陛下様」
「美智子よ。直樹は人竜の子供で実の子ではないにも関わらず直樹をそこまで愛し続けるんだ?」
「初めて会って、付き合い始めて…私たちが異世界に行く何日前に全てを教えてくれました。私に全てを話してくださった時は驚きはありましたが、はっきり言ってとでも嬉しかったです。こちらの世界へ帰ってきたら愛する直樹様を支える心と体の休める場所、拠り所であり続けたい、共に戦いたいんです。」
「人竜の人は危ない危険なんだよ。何が起きるか分からないのよ。お姉さま。」
「私は覚悟を決めて、近くにいる1度決めたことは絶対曲げません。」
ガーターバンドに着けていた短剣を脱ぎ長い髪の毛の半分の長さを切って、みんなの前で切った髪の毛をバラバラと手を離した。
みんなはビックリしてました。
「お姉さま…何でそんなことをしたんですか?」
「そうですよ。女性は命の次に大切だとして大切にしてたんじゃないか。」
「私の覚悟、戒めです。本当に愛して、忠誠心があるならばこれくらいの覚悟があってもよろしくてよ。」
「俺への美智子の覚悟、忠誠心を大切にしてあげたい。人竜の子として世界を敵にまわしたとしても王子の名から外されようか城から出ようが俺は隕石とクレオンカ王国の王を倒すまでは諦めんぞ。行こうか美智子。」
「はい。直樹様。」
美智子と直樹は部屋を出ようとしたら七海は美智子の腕を掴みました。
「お姉さま…それでいいんですか?お姉さまは直樹様がドラゴンになってお姉さまを傷つけられるかもしれませんし、死ぬかも知れないんですよ。」
「離しなさい。七海。私の覚悟は見せたうえにたとえ、暴走をしたとしても私は止める、守り抜くし、私が死んでもあの人の心に行き続けれれば幸せなのです。私は、急いでるんで。さようなら。愛しの妹…七海。」
美智子は直樹を追いかけていきました。
「お姉さま…いや…行っちゃいやあぁぁ。」
< 6 / 12 >

この作品をシェア

pagetop