鬼の双子と新選組

「芹沢さん、あんたは周りの気持ちをちったぁ理解しろよ?
じゃねぇといつかはあんたは暗殺、されちまうぜ?」
「ふんっ……上等じゃ」
「言うねぇ、男前じゃねぇか」

ニヤリと笑い、席に着く。

「時雨、てめぇもだ」

額を小突く。

「だって!」
「だってもくそもねぇ、お前は怒りに身を任せると鬼になるだろうが」

胸倉を掴んで耳元でドスの効いた声で言う。

「っ……」
「とりあえず呑むぞ」

酒の入った猪口を持ち、時雨も猪口を持つ。

「「乾杯」」

ーーコツン……

「……あー美味い」

私がそう言うと時雨が

「だね」

と一言呟く。
琴の音が聞こえると小鈴さんが舞を舞う。
舞で小鈴さんが光っているように見えて羨ましかった。
同じ女だが、私と小鈴さんは違う。
私は元神様で今は鬼、小鈴さんは普通の人間の女の子なのだ。

「……綺麗」

小鈴さんを見て思わず呟く。
天と地の差、だな。
次々と呑んでいると、上座の方から
ーーガシャァンッ!
と音がして、私は真っ先に上座の方へ行く。

「っ!?」

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