清華魔法学園Ⅰ〜学園生活編〜
「はあ、じゃあ、もう1度言うわよ。まずは昨日の復習から。魔法使用条件はもう覚えた?」
「うん、それなら...」
机を挟んで私に魔法学(魔法の基礎)を教える友江を見つめてふと思ったこと。
.........美人だわ。
黒髪のサラサラショートに美しいクールな瞳。
無表情なとこがクールさをさらに引き立てている。
「魔法を使う時は使用者のことを〝 我〟使用者以外を〝 他〟とし、必ず自分の属性の魔力の名を呼び、詠唱をすること。この3つの条件が揃わない限り魔法は使えない。逆にこの3つさえ揃えばどんな詠唱になっても構わない」
「そ、基礎中の基礎ね。魔法を使うものなら誰しも知っている常識ってやつね」
「.........そっそーだねぇ」
私の解答を聞いたあと、当然よねっという視線を私に向ける友江。
最近覚えたのですが。