恋チョイス
ゴウダがあわてて追いかけてくる。
「廃屋じゃねえよ。ちゃんと営業してるって!」
くどくど引きとめられて、しぶしぶとどまった。
とはいえ、信じたわけではない。
ゴウダをドアから遠ざけておいて、疑惑まんまん、店のほうへ耳をすます。
やはり無音。
かと、思いきや、
かすかに漏れくるゲーム音。
あれ。営業してる……
「ほらな、いったとおりだろ?」
ゴウダはさんざん得意がった。
そうしていざなう。
「さ、入ろうぜ。こっち、こっち」
招きよせらたほうを見て、あたしは警戒した。
目の前にあるのは、粗大ゴミの山。
「あんた、やっぱり何かたくらんでるでしょ!」