恋チョイス



あたしは、その大きく無骨な手に、頬をすりよせたくなるのを、じっとこらえていた。


「悪かったよ。ひっぱたいて。あいつらにシメシつかないからさ、ああするよりなかったんだよ」


ゴウダは、甲をかえして、手のひらで熱い頬をつつんだ。


「ごめんな」



「ゆるさない」


あたしの口から、考えもなしに言葉がまろびでた。


「ぜったい、ゆるさない」

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