恋チョイス
おばさんが咳払いして、ろう下にしりぞいた。
ハハオヤが、ふくらんだレジ袋を、あたしに差し出す。
受け取らないでいると、机におき、ハンカチで目頭をおさえた。
「体には、くれぐれも気をつけてね。リタちゃん、お別れなのよ。最後に、さよならぐらい言って。おねがい」
娘にすがりつき、うるむ目で顔をのぞきこんでくる。
あたしは、まっすぐに、ハハオヤを見返していい放った。
「いますぐ、死ね! この、くそアマ!」