私は先輩の浮気相手 番外編。





思い出が増えるほど、

しゅうを好きになっていって。





だから受験の時――。

いきなりそっけなくなってしまったあの日。




あたしは本当に苦しくて。

辛くって。


毎日泣いてばかりだったんだよ。

しゅう。




いつだって、あたしを泣かせたりして。

誰かに何か言われたときは、一番に飛んできてくれて。




怒ったときも、

全部しゅうはあたしのためで。



――今更だけど、しゅう。

あたしね本当に出会えてよかった、ってそう思ってるんだ。



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