私は先輩の浮気相手 番外編。
しゅうが連れ出してくれた先は、あの丘の上。
綺麗な夜景と一緒に。
しゅうは真面目な顔つきではっきりと言ってくれた。
「ずっと一緒にいてほしい」
と。
プロポーズじみたことを言ってくれたのも、この場所で。
あたし達の大切な場所へと変わった。
あそこで見つけた、綺麗な四葉のクローバー。
それをしおりにして持っていると、しゅうはそれを見て、嬉しそうに微笑んだ。
「ちっせぇことで喜ぶのも、かすみらしいよなぁ」
とか言って。
そんな時大抵しゅうはずるい顔をしている。