緑の家
中古の家は家族の夢になった。人の手には魔法がある。それは住む人を一筋の光へと導いた。
「なにこれ」
先日おじいちゃんになった父が、巨大家族写真に見入りながら言った。方向にはあの小人の父がいる。
「その小さなパパは、パパが貼り付けたんじゃないの?」
「いいや?」
「──ママだ・・・」
涙はやがて、笑顔に変わる─────
まだ小学生だった僕がハタチになった今でも、たまに母の手紙が見つけられる。
そういうわけで、僕の家は大そうじをしないのだ。
「なにこれ」
先日おじいちゃんになった父が、巨大家族写真に見入りながら言った。方向にはあの小人の父がいる。
「その小さなパパは、パパが貼り付けたんじゃないの?」
「いいや?」
「──ママだ・・・」
涙はやがて、笑顔に変わる─────
まだ小学生だった僕がハタチになった今でも、たまに母の手紙が見つけられる。
そういうわけで、僕の家は大そうじをしないのだ。
