wish

つながり

毎週、土曜、日曜と学校は休みで、部活に入っていない昇はその2日間をいつも有意義に遣っていた。

今回のこの2日間の代休もいってみれば、土日と同じ長さでただ曜日が違うだけなのだが、
嫌に長く感じられた。


いつも、こんなに長かったか。


そんなことを思ってしまうほどに、昇は暇をもてあましていたのだ。

窓からは、夕日の光が差し込んでくる。


少しだけまぶしくて目を細めると、その光はわずかに目元に届く程度となり、まぶたの上がちかちかした。

早く学校が始まればいいのにと、昇はベッドに体を預けて眠りにつく。


思ったよりも早く眠りにつけそうで、意外と疲れてたのかもしれない、そう思ったところで意識が途切れた。


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