朱色の悪魔
「朱音」
「っはふ!?」
何事!?なんで弟くんが下にいるの??
弟くんまさかめんどくさくなったちゃった??でもんー。うん、弟くんもたまにはそうしたいときもあるよね?
「かーい」
だから、私も好きにしたくなる。
仕事で培ってしまったものがある。でも、それとは関係なしに魁が喜んでくれるなら、それでいいや。
「っあかね…」
「魁、きもちい?」
「ッ…はぁ」
立場逆転だ。でも、魁がこんな顔することなんかないから、嬉しくなる。
でも、ちょっとだけ意地悪…いや。これは正当な復讐だ。
いっつもムリって言ってるのに意地悪するからやり返してやるッ!やられる方の気持ちにもなれ!
というわけで、ものすごく意地悪したり、ストップも全部無視した。
「ッん…あ、かね…」
「いつもの仕返しだからね」
顔を真っ赤にさせてる魁にキスをして、ぎゅっと抱き締めた。
そのまま寝ちゃった魁を抱き締めたまま、私も寝ちゃう。
次の日、仕返しの仕返しを強要されたのは別の話…。