Truelove~愛すること~
お昼時。
今日は、祭日だから人が多い
あたしも慌ただしく働いていた
カランカラン………
入口のベルがなる
「いらっしゃいま……せ………。」
入ってきたのは
この間のバイクの男達。
「あっれー?この間の女の子じゃん。」
「ここでバイトしてんの?」
三人のうち二人が話しかけてくる
あいつひとりこっちを見たまま何も話さない。
あの男だけが。
「おい、京平。覚えてるだろ雨の日ひきそうになった子。」
「ああ。死にたかったらしいな。」
はぁ?こいつら何。
あたしの何を知ってるわけ。
「何名様でしょうか。」
顔色ひとつ変えないでいってやった。
「三人でーす!」
あの男の隣にいたやつが答える。
「禁煙席か喫煙席どちらがよろしいですか?」
「喫煙席で!!」
この人達………いくつなんだろ
喫煙席だし。
「あちらの席にお座りください。」
最後までニッコリ笑顔で接客をする
周りのやつが言ってたのを思い出した
あの男の名前………………
たしか、京平だったっけ。