摩訶不思議目録2
「付添人は3人まで良しとされています。おおければおおいほど面倒ですが、戦力としては問題ないですね。」
師匠はやはりどこか他人事のように言う。僕は言う。
「戦力ってことは、身に危険があるってことなの?」
「無論。」
師匠は目を閉じる。
三箇条を守れる気がしない。
だがしかし、ふとこんなことばが脳裏に浮かぶ。
「もしかして、師匠はその付添人を探すために僕の前に現れたとすれば。ただの都合のいい人間だっただけなのではないだろうか。運命と感じてしまった僕はなんて奴だ。」
いや、まさか。と思いつつ師匠は恐ろしいなと思った。

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