摩訶不思議目録2
不意に横を見ると、紅い箱が落ちていた。
僕は拾い上げて箱を開ける。すると、中からカードが意志を持ったように動き、決まった枚数と場所に固まった。
「魔術式花札。あれで何とかやれ!!」
トレインは僕に命じる。
がしゃどくろがこちらにゆっくりと振り向いて、腕を上げた。
「で、でも..」
僕は花札はよくわからなかったから、戸惑った。それに花札でどう戦うのか。
「いいから!!説明するから!!」
その言葉で僕は手元に複数配られた花札を手にとった。
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